アセトアミノフェン成人用量拡大(小児も?)

こんばんは,いし胃腸科内科の松原央です.

 

今日は,解熱剤のお話です.

 

「熱があったら解熱剤」という使用法が良い悪いは別として,

 

小児科で処方される解熱剤のほとんどが「アセトアミノフェン」です.

 

商品名では,「カロナール」,「アンヒバ」,「アルピニー」,「コカール」,

 

アニルーメ」,「アトミフェン」などなど,他にも多くの商品名で発売されています.

 

小児のインフルエンザ罹患時にも推奨されているのが「アセトアミノフェン」.

 

そのアセトアミノフェンの投与量が成人領域で拡大されました!

 

このニュースは1月21日付けのものです.

 

日本での鎮痛に対する用法・用量が諸外国と比べ,著しく低かったので,

 

成人領域の疼痛緩和でほとんど使用されていなかったということです.

 

拡大された量は,『1回300mg~1000mgで,1日4000mg』です.

 

これまで,成人には1回300~500mg,1日900~1500mgを経口投与

 

でしたので,1回400mg,1日1200mgを処方していました.

 

これからは1回600mgとか800mgになります.

 

200mgの錠剤だと,1回2個だったのが3~4個に増えます.

 

これなら,200mgの錠剤より300mgの錠剤を用意した方が良いですね.

 

ただし,今回は,疼痛に対しての用量拡大ですので,

 

急性上気道炎(いわゆるカゼ)には,これまでと同じ用量設定です.

 

でも,カゼの頭痛か腰痛なのか,区別は難しいですよね.

 

熱だけの症状なら,いままで通り1回400mgということです.

 

 

 

小児に関しては2月15日付けで,以下の改訂がでました.

 

「小児科領域における解熱・鎮痛」の効能又は効果に対する1回あたりの

最大用量はアセトアミノフェンとして500mg、1日あたりの最大用量は

アセトアミノフェンとして1500mgである。」

 

なぜか,小児は解熱も鎮痛も一緒!?です.

 

小児の用法・用量は,

 

通常,乳児,幼児及び小児にはアセトアミノフェンとして,体重1kgあたり

 

1回10~15mgを経口投与し,投与間隔は4~6時間以上とする。

 

なお,年齢,症状により適宜増減するが,1日総量として60mg/kgを限度とする。

 

目安量は以下のように図で示されています.

 

小児の場合は,あまり増量する必要はなさそうですね.

 

 

ちなみに改訂理由は,

 

厚生労働省 医薬食品局 安全対策課の指示により、

「小児科領域における解熱・鎮痛」の【効能及び効果】に記載されている

「ただし、成人用量を超えない。」の解釈は、1 回あたりの最大用量は

アセトアミノフェンとして500mg、1 日あたりの最大用量は

アセトアミノフェンとして1500mg である。

 

だそうです.

 

 

今回使用した写真は,「昭和薬品化工」と「アボットジャパン」のものです.

 

 

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3月4日追記

疼痛ナビのフラッシュナビのコーナーに「新たな用法容量」がありました.

http://www.e-paincontrol.com/main/3_flashnavi/TOP.html