15

6月

2010

横紋筋肉腫

こんばんは,小児科医の松原央です.

 

今日は,「横紋筋肉腫」について書いてみようと思います.

 

皆さん,この病気の名前は聞いたことがありますか?

 

小児がんでは,白血病がもっとも多いので有名ですが,

 

お肉にできる「小児がん」で最も多いのが「横紋筋肉腫」です.

 

京都府立医大小児科の細井教授が書いた解説はこちら

 

         V

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http://mymed.jp/di/dri.html

 

子どもから若年成人に多く,全身のいたるところに出てくる「がん」です.

 

 

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私は,数年前,この病気のことを英語で発表したことがありました.

 

それ以来,1年に1回くらい外国の小児科の先生からメール相談があるのです.

 

ほとんどは,南米や中東からのものです.

 

「いし胃腸科内科」に勤務してからは,小児がんの子どもを診療する機会は

 

ありませんが,海外の先生はそういう事情を知りませんからね.

 

週末にもトルコの先生からメールが届きました.

 

米国や西欧と比べると,医療レベルが違いますので,可能な範囲で

 

治せる方法を模索しているようです.

 

私が以前勤務していた国立がんセンターでは,転移のある子どもや

 

20代の大人に大量化学療法という治療を行なっていました.

 

その治療法について細かく知りたいとのことでした.

 

薬の量や投与日程などなど...

 

患者さんの詳しいことはわかりませんでしたが,横紋筋肉腫に対する

 

大量化学療法について私の経験を含めて返事をしました.

 

治療方針がどうなるかわかりませんが,彼女の治療がうまくいくように

 

近所の神社にお願いしました.

 

 

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コメント: 4

  • #1

    ピーチ (水曜日, 08 9月 2010 00:49)

    21歳の息子を横紋筋肉腫で亡くしました。
    聖路加・癌センターのある築地銀座にはまだ足がむきません。

    胞巣型・体幹部(右胸から脇)・骨髄左側骨盤に転移あり
    の段階で病名がわかり一年の治療の甲斐もなく・・・
    遠くにいってしまいました。

    看病は肉体的疲労と精神的ショックが何度も何度も押し寄せ、
    病気に対する知識をいくら必死で探してもスルー

    辛い思いをさせて本当にごめん!

    私のどこがいけなかったのか、医学的な原因と共に
    運命的な原因を探りたい毎日です。

  • JimdoPro
    #2

    松原 央 (水曜日, 08 9月 2010 10:49)

    ピーチさん

    これからが楽しみだったの息子さんを失った悲しみが
    とても深かったことがわかります.
    その気持ちの一部をここにコメントしていただいて
    ありがとうございます.

    数人のがんの子どもの看取りも経験しましたが,
    きっと息子さんは,ピーチさんの息子として生まれ,
    看病を続けてくれたことに感謝していると思います.


    青年期の体幹部原発では,発症してから受診,診断までが
    どうしても長くなる方が多いように感じます.
    大病にならない方が多い年齢であり,腫瘤も体に比して
    大きく感じないことがほとんどです.
    幼児や小学生くらいなら,お風呂で親御さんが体を
    洗っていて気づくこともあります.


    がんセンターでは,自分と同世代の患者さんの主治医にも
    なりました.抗癌剤の治療を受けている姿をみて,私も
    なんとか治してあげたい,副作用をできるだけ抑えてあげたいと
    考え,日々文献を読んだりしていました.
    しかし,願いが叶わなかったこともたくさんありました.

    若い命が病気で失われるのは,非常に悲しいことです.
    予防できれば一番良いと思いますが,少しでも早く
    治療法が確立されることを願います.

  • #3

    ピーチ (水曜日, 15 9月 2010 00:17)

    優しいお言葉をありがとうございました。

    そうそう・・息子と年の差のない研修医などがやって来るのは親として
    本当に辛くて辛くて・・まるで「勝ち組」と「負け組み」
    この間まで同じように勉強もしていたのにネ!
    さすがに体験したことのない方には思いつかない発言ですね。

    遺伝子や化学で解明されたことが医学に反映されるには、
    あまりにも時間がかかりすぎます。化学と医学の壁は厚いと痛感しました。

    子供の病気は家族全員の病気!

  • JimdoPro
    #4

    松原 央 (木曜日, 16 9月 2010 05:57)

    病気の解明は確実に少しずつ進んでいますが,
    治療に関しての進歩は実感しにくいです.
    動物で上手にいったとしても,ヒトでは
    これまでの治療法と差がないことは
    よくあります.

    画期的な治療法が見つからない限りは,
    実感できる進歩は難しいかもしれません.

    「子供の病気は家族全員の病気!」は,
    まさにその通りですね.

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